校長先生の苦手なこと

全校朝会の話

皆さん、校長先生って、何でもよくできて、偉い人と思ってくれていますか。
そう思われていたら嬉しいです。
でもね、本当は違います。
私は、子どもの頃から忘れっぽくて、忘れ物やなくし物がとても多い子でした。

忘れ物やなくし物があまりにも多いので、お母さんや先生によくしかられていました。
だったら、連絡帳にちゃんと書けばいいよね。
でも、その連絡帳をお家で見るのを忘れちゃうんです。
ランドセルを学校に忘れて、帰ってきちゃったこともありました。
実はね、忘れっぽい癖は、今でも変わっていないのです。

でもね、少しずつ工夫をして困らないようにしてきました。
校長先生だから、お仕事やお出かけや人とのお約束を忘れたら、いけないですよね。
だから、私は、ちょっと大きめの手帳に自分の予定を全部書います。
そして、持ち歩くのはこの手帳だけにしています。
この手帳を毎日何回も見直しています。
電車の中でも、家でも、学校でも、いつも見て確かめています。

そして、この手帳を絶対になくさないように、置く場所を決めています。
学校にいる時は「校長室の机の左側」、学校でない場所では、いつも「カバンの中」です。
見た後は、必ずすぐにカバンの中にしまいます。
絶対に他の場所には置きません。
なくしちゃうから。

そして、このカバンを置き忘れないように、いつでも肩にかけて持ち運びます。
電車では網棚には置きません。
肩にかけるか膝の上かです。
私は、このやり方で、困らないようになりました。

苦手なことがあっても、たくさん失敗しても、自分なりに困らないやり方を見つけられればいいのだと思います。
誰にだって、苦手なことってあるのだと思います。
皆さんも、困っていることがあるのならば、工夫をしましょう。
そして、自分に合ったやり方を見つけましょうね。

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