今の子どもたちは、自分とちょっと違うタイプの友達との接し方が苦手です。そのちょっとした違和感を克服できずに、相手への敵意に変ってしまうことがあります。結果的に仲間外れや陰口等のいじめにつながってしまうこともあります。全校朝会でそうしたお友達との接し方のスキルを指導しました。
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皆さん、「大嫌いではないけど、この子ちょっと苦手」という子がいると思います。
そういうお友達には、どうしていますか?
近づかない。口をきかない。関わらない。
そんなふうに決めていますか?
それは、正解ではないですよね。
そんなふうにしていたら、まるでその子のことを無視したりいじめていたり見えるよね。
正解は、「仲良くなくてもお話ぐらいはする」だと思います。
無視はしません。
分かってもらえなくても、自分の考えは言葉で伝えるようにする。
それでうまくいかなかったら、「まあ、しょうがないか」とあきらめる。
そういうことが大事だと思います。
もし、その子のことが「とっても嫌だな」と思ってどうしようもない時はどうしましょう。
そんな時には「見ないようにする」「少し離れるようにする」。
だけど、嫌な気持ちが少しおさまったら、また、お話ぐらいはできるようにする。
そうすればいいと思います。
頑張れば、ちょっとできそうなことでしょ。
そんな頑張りをしてほしいです。
「ちょっと苦手な子」と仲良しになれなくてもいい。
でも決して、悪口を言ったり仲間はずれをしたりはしません。
実はね、皆さんの近くには、必ず「ちょっと苦手という人」がいつでもいるものです。
大人になってもそうなのです。
だから、「ちょっと苦手な人」との上手な関わり方を身に付けてほしいと思います。
「ちょっと苦手な人」でも、人として大切にしないといけません。
誰にも人権があることを忘れないでくださいね。
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