【中学受験成功の秘訣】進学塾に通う子の学習量の調整

子育て

全部をこなそうとしたら失敗する

進学塾のテキストは、あらゆる子どものニーズに対応しています。
基礎的な内容も応用的な内容もあります。
進学塾の多くの先生はすべての予習や宿題をこなすように言うかもしれません。
すべてをクリアーさせようとしてはダメです。
4年生頃から進学塾の予習や宿題がこなしきれず疲弊する子が出てきます。
メンタルまで不調となり、学校の成績まで落としてしまう場合もあります。
「学校での取組が雑になった」
「授業中に眠そうにしている」
学校の先生からそのような話があったら要注意です。
即座に親子で学習量の見直しを行い、持続可能な取組に修正しましょう。
学校でそんな状態だったら、中学受験の取組もパフォーマンスが落ちていきます。

志望校の過去問題を見る

進学塾に通っているなら、その目的は中学受験でしょう。
4年生の2学期までには、志望校を3校ぐらい暫定的にでも決めましょう。
そして、親が各教科の過去問題を入手して、出題傾向を把握しましょう。
進学塾のテキストのどのレベルに当たるか、大体でいいので把握します。
我が子の学力の実態とも照らし合わせます。
進学塾の各教科の教材や宿題にどのように取り組めば効率的か。
親がしっかりと判断します。
それが6年生になってからでは遅いです。
これは、親のやるべきことです。

思い切ってカットする教材を決める

特に国語と算数の教材には、「★」や「◎」などで各問の難易度が明示してあります。
中位校ぐらいが志望校だったら、超難問はやらなくていいと子ども伝えます。
上位校が志望校だったら、逆に難問だけにじっくりと取り組ませて、基礎的な問題はパスさせます。
進学塾の予習や宿題には戦略的に取り組むことがポイントです。
予習の宿題は半分ぐらいをやればよしとします。
その代わりに選んだ問題にはじっくりと取り組ませます。

まとめ

4年生のうちに1か月間ぐらい子どもと一緒に「手を付ける学習選び」をします。
その後は子どもに任せます。
親は時々、子どもの問題選びを評価して声かけをします。
「選び方がうまくなったね」
「そんなに無理しなくていいんだよ」
「学習量を自ら調整する力」が付いたら、それは中学校でも発揮される「自ら学ぶ力」となります。
その力は生涯にわたって発揮されます。

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