【いじめ予防指導】自分から話す勇気を

全校朝会の話

目の前の相手に自分の気持ちを言葉にしてつたえられない。
不満や要求を伝えることは気まずい。
それが今の子どもたちや保護者の全般的な特徴です。
だからと言って、我慢ができるわけではありません。
意地悪やいじめの形になります。
あるいは、ちょっとお門違いな相手への文句、クレームとなります。
自分の気持ちを目の前の相手に伝えることの大切さを、全校朝会で話しました。

=======================

問題です。次の「A」「B」で、いじめはどっちですか?
「A」鬼ごっこで鬼になって、なかなか捕まえられなくて嫌だった。
「B」友達が一輪車を貸してくれなくて、嫌だった。

どちらもいじめではないよね。
鬼ごっこでは友達だって鬼に捕まりたくなくて、一生懸命に逃げるものだよね。
また、一輪車については友達だって乗り始めたばかりで、もっと乗りたかっただけかもしれないよね。
自分が嫌な気持ちになったら、何でもかんでも いじめというわけではないよね。

ずうっと鬼のままで嫌になってきたら、どうしたらいい?
「もう疲れちゃったから、誰か鬼を変わってくれない」
と言ってみたらどうかな。
また、一輪車に乗りたかったら、
「ちょっと待っているから、次に貸してね」
と頼んでみたらどうかな。

とっても嫌な気持ちになったら、ちゃんと友達にその気持ちを伝えようとすることも大事だよね。
きっと、あなたの気持ちを分かってくれる優しい子だって、たくさんいるはずです。

また、友達とけんかになって、つまらなくなったら、
「さっきは、ごめんね」
と勇気をもって謝ってみましょう。
友達も「うん。いいよ」と言って仲直りできるときもあるよ。

嫌な気持ちになった時には、勇気を出して自分で言葉に出して解決してみようとすることも大切です。

でもね、いつまでも解決できなかったり、いつまでも意地悪をされていたりする時には、先生に相談しようね。
それは、いじめかもしれません。
小さなトラブルでもいじめでも、大事なことは気持ちを言葉に出してみることだよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました