【予告して褒める】専科授業での学習態度を改めさせる指導法

教員の仕事

専科授業で学習態度が悪くなる子がいます。
そんな子の学習態度を改善する方法があります。
即効性があり効果的な方法です。

まずはガツンと叱る

例えば、音楽室に並んで移動する直前に、前回態度の悪かった子を教室に呼び出します。
そして真剣な表情で告げます。
「前回の音楽で君は不真面目な歌い方をしたようだね。そんな君を音楽室に行かせられない。教室で私が音楽を教えてあげます。」

真面目にめあてを持たせる

そう言われると、子どもは首を横に振って嫌がります。
そこでさらに告げます。
「今日は、真面目に歌いますか?」
そう言われれば、当然子どもは「ちゃんとやる」と言ってうなずきます。
しかし、ここまでの約束で終わらせてはいけません。

授業後に確かめることの予告

「本当ですね。では、音楽の授業の後に“君と音楽の先生に”真面目に歌うことができたか聞いて確かめますよ。いいですね。」
そう明言してから、1人で音楽室に行かせます。
授業後に、音楽の先生の評価と自己評価で確かめると予告することがポイントです。
子どもは音楽の先生にも分かるように授業態度を改めなければなりません。
この手続きを踏むと、授業の終わりまで本人に「今日のめあて」が自覚されます。

できたらしっかりと褒める

「できましたか?」
授業後にすかさず本人に確かめます。
大抵の子は自信をもってうなずきます。
そこで、しっかりと褒めてあげます。
「音楽の先生もちゃんとできていたと言っていたよ。立派じゃないか!これからもその調子でいこう!」
すると、子どもの顔も引き締まったいい表情になります。

まとめ

「予告して褒める」は即効性がある指導法です。
しかし、これ1回で改善するわけではありません。
何度か抜き打ち的に試みます。
時には授業を見に行って「今日もちゃんとやっているね」という視線を向けて、ちゃんと取り組むことを忘れさせないようにさせます。
そんな励ましを継続して、授業態度の改善を図ります。

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