【日本の学校文化】「前へ習え!」の教育的価値を子どもたちに語る

全校朝会の話

両腕を挙げて「前へ習え」。
日本の学校でしかやらない行動かもしれません。
軍隊的だという批判もあります。
私はあの「前へ習え」には価値があると考えます。
全校朝会でそのことを子どもたちに語りました。

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「気を付け」「前へ習え」「直れ」「休め」
ところで、皆さん、何のために「前へ習え」をするのですか?
そうです。列を真っすぐにするためですね。

でも、他の目的もあります。
それは、自分の前と後ろにちょうど良い隙間を作るためです。
「前へ習え」の時に作れる隙間があると、全員が一瞬でさっと体育座りで腰を下ろすことができます。
また、歩く時にも前後の人と足が絡んでぶつかることもありません。
皆が向きを変えて横向きの列を作っても、隣の人とはぶつかりません。
「前へ習え」の間隔は、いろいろな活動をするのに都合のいい間隔なのです。

だから、「前へ習え」で素早く整列できるクラスは、豊かに活動ができるので、賢いクラスなのですね。

そこで、皆さんに「前へ習え」名人になるコツを教えます。
これは、賢い子しかできませんが。
それはね・・・先生が「整列します」と言ったら、または、「前へ習え」をしそうだなと思ったら、号令がかかる前から、その間隔を自分から先に作って立っているようにします。
クラス全員がそのコツを使って、いつでもちょうどよい間隔が作れるようになると、整列が一瞬でできるようになります。
だらけないで活動に入れます。

1日の中でも整列することは何回もあるよね。
校長先生はどの子が「前へ習え」名人か、探してみたいと思います。

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