言葉のイメージは分かるけど端的には説明しにくい。
それが教育課程。
「学校教育を改善しよう」「働き方改革を実現しよう」
そんな時に教育課程の概念を明確に持っていることが何よりも重要です。
とっても簡単な言葉で説明してみます。
何が揃えば「学校」と言えるか
「子ども」「教員」「校舎」が揃えば、そこは「学校」と言えるでしょうか?
校舎で教員と子どもが何かを営んでいても、そこに何のねらいや見通しもなければ、学校としての役割を果たしません。
学校での営みの「目的や計画や内容」のことを「教育課程」と言います。
別の表現をするなら「教育課程」とは次になります。
・学校のソフトウェア
・学校のコンテンツ
・学校の教育計画
教育課程の概念は広い
上述のように教育課程を一言でいうこともできますが、具体的には多くの要素が含まれます。
・教育目標
・一週間の時間割
・各教科の年間指導計画
・教員の授業の計画
・各行事の実施案
・組織の運営方法
・学校施設の利用の仕方 など
となると、教育課程とは「学校でやること全部」とも言えます。
教育課程を決めるのは誰か
学校の上に教育委員会があって、その指示のもとで全ての教育活動が行われているイメージがあるかもしれません。
それは正しくありません。
教育課程を編成して運営する権限は校長(学校)にあります。
教育委員会は、教育課程の内容を指導・管理をします。
また、校舎や教具などの教育環境を整えます。
学校を縁の下で支えることが教育委員会の仕事です。
まとめ
「学校でやること」は学校で決めることができます。
一人一人の教員は、目の前の子どもたちと向き合います。
どんな教育を展開したいかを常に考えて実践していきます。
学校は組織なので、皆の英知を集めて教育課程を見つめ続けます。
最終的には校長の責任において教育課程を改善していきます。
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